常在日常2

Livedoorブログで「常在日常」という日記ブログを書いていましたが、はてなブログへ移行しました。ブログタイトルの由来は常在戦場から。戦場ではないので日常にしてみるかという適当な思いつき。

「手帳」というものに対する思い入れ

今に至る手帳に対する接し方を振り返ってみました。今回個人的には、ほぼ日手帳WEEKSとの相性はバッチリでした!大きすぎず、小さすぎず、でもポケットに入るから邪魔にならず。1週間のスペースも均等でメモページもたっぷりある・・・正直、すごく気楽に手帳開けました。そこでふと、手帳について考えてみたので自分と手帳との「関わり」を書いてみたいと思います。

まずは、一言で「手帳好き」と言っても色々あります。例えば形が好き。使いやすいと感じるから好き、最初は気に入らなかったけど使っていくうちに好きになっていった、自分なりに工夫したら好きになっていった。「好き」でも色々あるなぁと。 以下は私個人の手帳にハマったきっかけとなった話。


私が手帳好きになったきっかけは子供の頃(まだ物心付く前後くらい)に見た映画「インディージョーンズ」シリーズです。特に最後の聖戦は印象深かった。インディーが手帳のメモを頼りに謎を解いていく姿を見てすごくかっこいいなぁと思ったのを大人になった今でも覚えています。

当時小学生だった私は冒険に憧れ、冒険には手帳が必要なんだなと。まずは手帳をかっこよく使いたい、でも書く事なくて空白ができる、字が下手だから見栄えが悪い、インディージョーンズのようなうまい絵が描けない、とどんどん書く気がなくなり、次第に手帳に興味を失くしていったのです。

再び手帳に興味を持ったのはつい数年前。社会人になった時に、ビジネスマンが手帳をボロボロになっても使っているのを見たり、雑誌で使い方を参考にしているのを見たり、当時テレビで映画「ハムナプトラ」が放映されたのを見たりして、再び手帳に興味を持ち始めました。また、この頃生まれて初めての一人旅に出ました。「ついに冒険に出たぞ!」という子供の頃の漠然とした憧れをブラブラする一人旅という形で叶えました。

色々なトラップが襲ってくることはないけど、ちょっとしたアクシデント(道に迷ったり、田舎で電車逃して鉱山を町までひたすら歩いたり、今晩の宿はどうしようかなと安そうなカプセルホテルや漫画喫茶を捜し歩いたり)があって、これはこれで、自分だけの冒険です。

帰ってきては、またふらりと出かける。そんな日々を過ごしているうちに、ふと旅の思い出を振り返った時、自分の手元にはデジタルカメラのデータと、観光地に置いてあるパンフレットやお土産しかない事をちょっと寂しく感じました。確かに旅は楽しい。きれいな景色はバッチリ収めた。でも、デジタル写真を見ても、あの時感じていた感動は深くは蘇りませんでしたし、迷子になった時の不安と未知への期待が、旅から帰ってきた時の友人との会話でうまく伝えられなかったのです。淡々とした事後報告のような内容。自分の情報伝達力のなさには本当に呆れました。

「もっとその時の感動をうまく伝えられたらよかったのに。」そう感じていて、どうすればいいのか模索し始めました。

人間は無意識にパッと見て判断します。例えば、メモの殴り書きを見て、「急いでいたのかな?」と思う人もいれば、「下手な字だなぁ。」と思う人もいます。 そこでふと気づいたのです。

気づいたのは社会人になってからの先輩が私のメモを見た時の何気ない会話でした。

先輩「汚い字だなぁ」

私「早口だから必死だったんですよ」

この時のメモの見開き部をさっと見ると、左のページは自分でも読みにくいのたうった字、右のページはメモが読みやすく書いてあるのを見て、「この時は余裕があったな。」と思い出し、その時の文字を見ることで状態をより詳細に思い出せる!と改めて実感したのです。

自分の書いた文字には、書いた人だけの「視点」が残っていると。

私は再度、手帳に「挑む」事にしました。しかし、大人になって手帳を試しても、子供の頃と同じで全く進歩がありません。でも使いたいという気持ちはあったし、一度再燃した思いはなかなか消えません。


そんな時、ふと立ち寄ったLOFTでトラベラーズノートが目に入りました。革1枚を半分に折ってゴムで留めてあるだけの簡素な手帳。これを見た時、旅にピッタリだと思いました。今までの手帳のように決まったレイアウトもなく、自由に書けと言わんばかりの、無造作に置かれたサンプル用の本体。それは、生まれて初めての一人旅で北海道に到着したばかりの時、「さぁ、何をしようか!」と、期待と不安と、何をするのも自分で決められるという奔放感と途方もない可能性を持って白紙の「冒険」に出た時を強く思い出させてくれました。(ゲームで例えるならマインクラフトみたいな感じですかね)


「旅日記に使おう!」一目惚れした私は、その場でトラベラーズノートを買いました。ここに、自分の「冒険」を残そう!

試しに次の旅で使ってみて、帰ってきてから見直してみました。その時の文字から、どんなに汚い字だろうと、自分には当時の情景をより強く思い出せました。

例えば時刻だけ走り書きしたのを見れば、「この時は電車が来るまでに何か売店で買おうと慌てたっけ?」といったことや、「あぁこの時はホテルに着いてから書いたんだっけ。」といった、自分で書いた時の状況を思い出せます。

トラベラーズノートを使っていて、手帳はこういう使い方なんだ、綺麗に書くべきだという自分でも知らず知らずのうちに勝手にそう思い込んでいた固定観念に気付けました。そのページを書こうが書くまいが、レイアウトなんかないのだから埋まらなくてもパンフレットやお土産の包装紙とか貼ってみるか、という風に今までとは明らかに違う手帳へのアプローチを思い付けたのです。

しばらく白紙のノートで使っていると、仕事にも使いたくなってきました。試しに他の使い方をしてみるかと思ったら、ゴムから外して新しいノートを挟めばいい。という交換の楽さもあって、5秒で仕事用のノートに代わりました。(やっぱりノートだよねアレ。個人的には手帳であり、ノートでもあるという認識が生まれていました。)

そうして使っているうちに、いつの間にか手帳を綺麗に書かなくても、当時の断片的なメモや読めなくて一部清書したメモ、色々なパターンのページの面白さに気付けました!そして、トラベラーズノートにもあるその年の「月間用」や「週間+メモ」などのレイアウトが決まったタイプのものでも、アプローチの仕方はいくらでもあると気づいた自分には今までのような固定観念に捉われた使い方以外の「許容」が出来ていたのです。

今まで1か月も続かず、見直す気にもなれなかった手帳も、トラベラーズノートに変えてからは見るようになりました。手帳を手に取るのがおっくうになるのも減ってきました。

トラベラーズノートを使っていくうちに、自分の本棚に本みたいに並べたら壮観だな~って考えてみて、目を付けたのがほぼ日手帳(オリジナルサイズ=文庫本と同じサイズ)です。本みたいだけどしっかりしていて、収納もあまり取らないコンパクトな、1年を振り返って読み返すのにも便利な手帳があったらいいなと考えていました。いざ持ち出して使うとしても文庫本カバーならいくらでも手に入りますからね。 こちらはレイアウトが決まっていましたが、長期保存や使い終わった時に振り替えるといい感じだなと。ネットで見た他のユーザーの型に捉われない意外な使い方も面白そうで、興味がわいて買ってみました。1年終わると本を1冊書き終わったみたいな満足感で、これが溜まっていくと面白いなと。1日1ページだから振り返り検索も便利ですしね。

手帳って色々あるなぁと興味を持って探してみる日々。今まで見たことない手帳だなと思ったのが文具王手帳。A4サイズを挟めるバイブルサイズのシステム手帳なんて 見たことがない、手帳をカバンのようにぶら下げて持ち歩くなんて考えたこともなかったけど、ちょっと探検みたいでワクワクしたのが興味を持ったきっかけです。こちらはトラベラーズノートの別のカバーってないかな~と思って探してたら、同じ会社の「デザインする手帳」を見つけたのがきっかけです。実物を見るまでは「デザインする手帳」を買って、トラベラーズノートを挟んでみる予定でしたが、文具王手帳の表面のマジックテープや、予想していたよりもスラッとしたかっこよさに、デザインする手帳よりもこっちを使ってみたい!と思って、その場で急遽変更しました(笑)


そして今年初めて使ってみたほぼ日手帳WEEKSは、最初は単なる興味本位で使ってみるかと楽天の余っていたポイントで買ってみただけでした。購入後も来年はオリジナルサイズではなく、こっちなら毎日書かなくてもサボって書けるし、いいかもと思ったのがきっかけです。オリジナルサイズは書くのめんどくさいと感じる日は、開くの億劫だったりすることがあるので(笑)楽したいから適当にWEEKS使ってみるかと。そうしたらあれよあれよとメイン手帳に。人生分からないものです(そんなに深い話ではない。)



話は大分逸れましたが、手帳って本当に何がきっかけになるか分からないものですね。だからこそ、面白いってのもあります。これからも試してみたい手帳が出てきたら、使っていく予定ですが、さすがにもう少し絞ろうかな。あれもこれもと悩む、これぞ手帳病ですね(笑)


もはやノートでいいじゃないか、そんな声もあると思います。ですが、こう返してください。







「自分が手帳と思えば、それが手帳なんだよ!」