常在日常2

Livedoorブログで「常在日常」という日記ブログを書いていましたが、はてなブログへ移行しました。ブログタイトルの由来は常在戦場から。戦場ではないので日常にしてみるかという適当な思いつき。

祖父の形見の懐中時計の話

私の祖父母、叔父、母が亡くなって、7年前に生まれ故郷に戻り、母の実家を相続した私。

 

遺品整理の中で印象に残ったのが懐中時計でした。

 

家の遺品整理が大分片付いて、細かいものは買い取りやメルカリに出していました。その時見つけたものが時計類。

 

祖父は時計が趣味だったのですが、その中の持ち物の一つがこの懐中時計です。幼い頃に祖父が旅行に持ち歩いていたのを覚えています。(なお、その後腕時計の利便性に変えた模様)

 

なんと1964年の東京オリンピック記念のキーホルダーがつけてある。


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んで、盤面に書かれている文字から検索したら、テクノスの手巻き式懐中時計、名称はINCABLOCでした。(多分)

 

裏面を見て、開けられそうなネジもない事から、「あれ?ボタン電池じゃないのか。もしかして、手巻き時計なのか?」と。いじってみる事に。


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動いた!?写真でこの驚きは伝わらないと思いますが、このブログを書いている現在の時間でも動いています。


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ブログを書いている最中に1枚。ストップウォッチで測ってみたけど、ほんの少し針の進みが早い感じですが、未だに動いています。


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ハッキリ言って、前の我が家の持ち主の叔父も祖父の懐中時計には興味すら持っていませんでしたし、私もこの時計を遺品整理で見かけて、放置して忘れていたものです。

 

祖父自身もあまりこの懐中時計を使っていませんでしたので、いつからこの時計を所持していたのか、定かではありません。

 

なんの手入れもせず、私や持ち主だった祖父含め、皆から忘れ去られていて、さらにたまたま遺品整理で処分しなかった棚にあって手に取ってみた懐中時計。

 

 

 

 

 

忘れ去られて何十年経ったのか。古い手巻き式の懐中時計は、それでも動いたのです。

 

大きな古時計の曲を思い出しました。

 

私はなんだか急にこの時計が愛おしく感じてきて、手元に残すことにしました。

 

懐中時計などのアンティーク品に昔から浪漫みたいなものを感じていましたが、まさかその浪漫がこんな近くにあって、自分自身が体感することになるとは思ってもみませんでした。

 

紐が古すぎて埃まみれなので、代わりの紐かチェーンを買いに行こうと思います。

 

追記

 

テクノスという時計ブランドはWikipediaによると、1924年に商標登録され、第二次世界大戦後、日本とブラジルで人気を博したようです。

 

1964年の東京オリンピックのキーホルダーがついていることから、おそらくこの時計は1984年生まれの私より年上かもしれません。驚きです。

 

ちなみに5時間くらいで巻き直さないと止まります。

 

電池式でないので、電池を入れたまま錆びて動かなくなったり、ショートすることはないと考えると、手巻き式時計はとても寿命の長い時計ですね。